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額縁かがり ~miter joint~ [裁縫]

~額縁かがり~

文字通り、額縁の四隅のように、布を仕立てる方法です。

作品をさし終えたあと、四隅を処理します。

miter_joint(alll).jpg

額縁かがりは、裏から見たときに額縁の隅のように処理が行われます。
表から見たときは何もないので、作品の周りがきれいなフレームで囲まれたようになります。











例えば以前ブログに書いた、ランチョンマットがこの処理を使っています。


<<額縁かがりの方法>>はこちらから

おそらく色々な方法があるのだとは思いますが、私の教わった方法です。

作品を刺す前に、布は水通しをして布のよれを直しておきます。

作品を刺し終えたら、切れ端の糸を抜きながら、まっすぐな布端を作っていきます。
このとき、カットしていない布端は、折ると固かったり、分厚くなったりするので、端から5mmほどカットしておきます。

例えばふち幅3cmの額縁飾りをする場合、次のように布端からはかります。
(説明図の幅は、きちんとはかっていないので、見た目と実際のサイズとは異なります)

・端から折り込み分 1cm ・・・左端・下端からグレーの実線まで
・ふちの裏部分    3cm ・・・折り込み分1cmのグレーの実線からオレンジの破線まで
・ふちの表部分    3cm ・・・オレンジ破線から緑の実線まで
------------------------------------
        計   7cm

miter_joint(flame)_illust.gif

・グレー :折り込み線
・オレンジ :出来上がり線
       (端になる位置)
・グリーン :折り込み線をかがる位置
       (ヘムかがりを行う場合はヘムをする位置)

1) 端からの長さをはかり、線を引いたら、図の☆の3点をつなぐ直線を1本引く

2) 1)で引いた直線から布の端に向かって1cmのところに線を引く

3) その線にはさみを入れ、黄色い部分を切り落とす



miter_joint(4-7).jpg

4) 切り落としたらこうなります

5) 出来上がり線(オレンジの破線)で折り、角をきちんと決めてしまう

6) いったん開いて、5)で決めた角に合うように、折り込み線で折り、もう一度出来上がり線で折る

7) 角がぴったりとした額縁になりました







※写真は、5)と6)の順番を逆に撮影してしまいまして・・・m(_ _;)m
 先に出来上がり線、そのあと折り込み線の順に折り目をつけることで、出来上がり同士の交点になる角がきっちりできます。


布の厚さによっては、特に厚い布の場合は角がもこっとしてしまいがちです。
ここできちんと折り目をつけておくことで、仕上がりがきれいになりますよ。

miter_joint(back)2.JPG

8) そして最後に「コの字かがり」をします。
  布の内側から外側の角に向かって「コ」の字を書くように布をすくっていきます。
  最後は玉止めをして、角の内側に針を入れて引っ張り、糸端を隠して出来上がりです。
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